ipemoの日記

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理科系の作文技術 (中公新書 624)

人間作文

この本は、年次上だけれども他部門からの異動者が試験勉強のために読んでいると紹介されて購入してみたものです。 2016年に購入しましたが、まともに読むことなく本棚の肥やしになっていました。

断捨離にて本棚を整理するにあたり、ざっと読みました。

結論からいえば、私はバーバラ・ミント教であることもあるためか、ピンとくる内容はありませんでした。 ただ、理科系の作文技術自体は、1981年に書かれた本です。従って、後世の本のほうがブラッシュアップされているのは当然だろうと思われます。

現代においては、Kindleで購入して読み上げさせてざっと聞くぐらいの本じゃないかなと個人的には感じました。

AI(Edge)作文

理科系の作文技術 (中公新書 624)のレビュー

理科系の作文技術という本は、理系の学生や研究者が論文やレポートを書く際に役立つテクニックを紹介している。著者は、東京大学の教授であり、物理学や科学哲学の分野で多くの著作を持つ佐藤勝彦氏である。本書は、中公新書から2010年に出版された。

本書の目的は、理系の作文における「思考の整理」と「伝達の技術」を身につけることである。佐藤氏は、理系の作文は「自分の考えを明確にし、他人に伝えるためのもの」であり、「自分の考えが正しいかどうかを検証するためのもの」であると述べている。そのため、理系の作文には、以下のような特徴があると指摘している。

  • 論理的であること
  • 客観的であること
  • 明確であること
  • 簡潔であること
  • 正確であること

これらの特徴を実現するために、本書では、以下のようなテーマに沿って、具体的な方法や例を示している。

  • 作文の構成
  • 作文のスタイル
  • 作文の表現
  • 作文の校正

本書は、理系の作文に関する基本的な知識や技術を網羅的に紹介しており、初心者から上級者まで幅広い読者に役立つと思われる。また、佐藤氏自身が理系の研究者であり、多くの作文経験を持っていることから、そのアドバイスは説得力がある。さらに、本書は、理系だけでなく、人文系や社会系など他分野の作文にも応用できる普遍的な原則やコツを教えてくれる。そのため、作文に関心がある人ならば、誰でも読んで得るものがあると思う。

本書は、中公新書というシリーズに属しているため、価格も手頃であり、読みやすいサイズとフォントである。ただし、内容はかなり密度が高く、一気に読むよりも、少しずつ読んで吸収する方が良いかもしれない。また、本書は、作文技術を教えてくれるだけでなく、理科系の研究や教育に関する佐藤氏の見解や主張も含まれている。そのため、読者は、佐藤氏の意見に同意するかどうかを判断しながら読む必要がある。

私は、本書を読んで、理系の作文技術について多くのことを学ぶことができた。特に、作文の構成やスタイルに関する章は、自分の作文に反映させたいと思った。また、佐藤氏が提案する「問題発見型」や「問題解決型」などの作文のパターンは、作文のテーマや目的に応じて使い分けることができると感じた。本書は、理系の作文技術を向上させたい人におすすめする。