- Google Nest Audio
- Google Nest Audioがコストコで安い
- 用途とスマートスピーカーの意義
- 個人的観点でのNest vs Echo
- 音質(単体)
- Nest Audioペアの可能性
- 声への反応
- Chrome系のブラウザから「デバイスにメディアをキャスト」
- まとめ
- 参考にした動画(英語)
Google Nest Audio
Google Nest Audioを買いました。 数日使って、感触が得られたので、とりあえずレビュー。
Google Nest Audioがコストコで安い
購入したのはコストコです。
元々の定価が11,550円です。コストコでは11月発売当初から値引き価格で、年末は確か6900円ぐらいで、更に年が明けて1月からは5900円まで落ちてしまいました。今もGoogleの公式ストアでは、定価のままです。この値引きでコストコの年会費はまかなえてしまっていますね。
- スマートスピーカー自体の認知が日本で弱い
- Amazonの安売り攻勢に日本ではGoogle Nest系が押されている
- コストコの家電を買う人がいない
- 様々な市況からコストコが利益を上げる価格で売ることを諦めている
- その他
(持っていたので)自分は食指が動かなかったですが、Nest Miniとか、12月は1500円ぐらいでしたね。
用途とスマートスピーカーの意義
主な用途は以下です。
- 音楽流し聞き
- カレンダー(Googleカレンダー)への予定の音声入力
- 目覚まし
- 天気の確認
上記の用途は、すでに保有していたNest Miniでもできていましたが、もう少し音質が欲しいなと思いました。
私はDTMerなので、自分の机には、そこそこの音響システムがあります。 具体的には、ILoud MTMとBabyface Pro(合計20万ぐらい)です。
在宅勤務中に余裕があるときは、Macを少し触って、上記スピーカーから曲を流すことをしていました。しかし、仕事が立て込んでいるとそこら辺が面倒になり、一方で音楽は流したい場合があります。このようなシーンでは、声で操作できるスマートスピーカーは便利です。
あと、業務で会議等の予定が入ったときには、PC作業を続行しつつ「〇〇月〇〇日〇〇時に会議の予定を入れて」等で、Googleカレンダーに予定を入れます。ブラウザでGoogleカレンダーを吸うクリックして開いて入力してという、不要な作業を減らすことができ、これも便利です。大した時短になっているかわからないですが、作業の切り替えが発生しないため、集中力を切らさないという効力はあります。
個人的観点でのNest vs Echo
前提として、私はYouTube Premiumのサブスクリプションを購入しており、Google経済圏で生活をしています。
年末のAmazonのセールで第4世代Echoが値引きされていときに、購入の検討候補に第4世代Echoを入れていました。それは、Amazonプライム会員の特典であるプライムミュージックのライセンスが遊んでいるので、Amazonエコシステムについても興味があったからです。
しかし、Nest Miniを使っていて、Nest系列(YouTube Music)が、自分好みにかなり最適化されている(「音楽をかけて」という指示で好みの音楽が再生される)ことを再認識してから、Amazonエコシステムへの移行(一部だけの移行を含む)は、デメリット大きいと判断しました。
要するに、NestとEchoの購入にあたり、使用している音楽サービスの良し悪しから判断しました。SpotifyとかApple Musicユーザーだともう少し異なる判断もあるでしょう。
加えて、Echo第4世代について、音声への反応が悪いというレビューがいくつか見られたのも、Echoを選択しなかった理由の一つです。
スマートフォン(iPhone)とコンピュータ(mac Mini, MacBook Air)はAppleで固めているのですが、Appleのスマートスピーカーは、選択の余地はありませんでした。Iot家電への拡張性にかなり疑いがあったので選択するつもりはありませんでした。
Echo (エコー) 第4世代 - スマートスピーカーwith Alexa - プレミアムサウンド&スマートホームハブ、チャコール
- 発売日: 2020/10/22
- メディア: エレクトロニクス
音質(単体)
5900円というか元々の12000円としては十分なのではないでしょうか。
単体の段階の感触を列挙すると、
- 低音(100Khz以下の音、例えばサブベース)がある程度出ています。一方で、全体のバランスを崩して無理に低音を出しているという(B○SEとか)感じではありません。
- ボーカルの微妙なニュアンスはある程度感じることができる。
- あまり目立たない細かい楽器のニュアンスや残響系の音は基本的に聞くのは難しい(気持ち感じられる程度)。
- 高音の抜けはそんなに良いと思わないものの、必要かと言われれれば、そんなに必要でもないので良いかなという感じ
低音がかなり出ているので、夜に使用する場合には、低音をイコライザでかなり減らす必要があると感じています(実際夜はいじって低音減らしています)。Nest Miniは、その点の配慮をする必要がなかったので、音が悪いというのはメリットである場合もありますよね。
一方で、ステレオ音源をモノラルにするときに音に影響する場合もあり(Mono Compatibilityというミキシングの観点があり、プロの音源はそうならないように努力はしていると思いますが、完全に解消できないこともあると思います。)、単体ではどうしても、スピーカーとしての音質の善し悪しは十分評価できない部分が残ります。
Nest Audioペアの可能性
単体でも比較的満足しています。Nest Audioは、他のスマートスピーカー同様、ペアにすればステレオで出力できるようです。単体スピーカーでモノラルにすることによる音のこもりのようなものも解消されると思われます(金額の大小はともかく電気代も2倍になるでしょうが)。
ただ、上述の通り、私はしっかり聞く環境を別に持っているので、ペア購入は現状保留しています。
置き場所や用途がある人は、単体で購入して感触を確かめて良さそうならば、もう1つ買うというのが良いのではないでしょうか。
声への反応
特に問題は感じません。
Chrome系のブラウザから「デバイスにメディアをキャスト」
最近*1、Chrome系(Chromium)のPC・Macブラウザに「デバイスをメディアにキャスト」なる項目があることを知りました。Chrome系(Chromium)においては大体備わっていそうであり、その機能からGoogle Nest AudioにPC・Macブラウザで鳴っている音を出力できます。
ほんの少し遅延があったり、他のタブや他のブラウザで通信させると遅延等の問題で音程が変になったりという問題もありますが、大多数の聞くだけの用途では問題とはならないでしょう。
Zoom、Teams及びWebExは基本的にブラウザで開けます。これらを使用した聞くだけのセミナーは、「デバイスにメディアをキャスト」しておけばヘッドホン等をしなくて良いのではないでしょうか。勿論PCのスピーカーを使用するという当たり前の方法もありますが、PCのスピーカーは音が悪いので。
まとめ
- 単にスマートスピーカーなので、Nest Miniとできることは変わっておらず、Nest Audio音が良くなっただけ
- 音質は、流し聞きする程度では、個人的には十分
- 音声操作も問題なく、手作業を軽減できる。
流し聞き程度では単体で十分なので、ペアにするかは、今後の値下げ次第でしょう。
流石に4900円になったら買ってしまいそうです。
参考にした動画(英語)
*1:2021年になって