ipemoの日記

読んだ本や買ったもの等

スピーカーシステム関連訴訟

免責

内容の正確性は保証しません。正確な内容を把握したい場合は訴状を探して読んでください。

ホームスタディオ関係で訴訟が起こっているようです。 

わかりやすいのでBOSEを取り上げますが、ヤマハ等も訴訟提起されている模様。

原告とその概要

  • 名前: Patent Armory Inc.
  • 所在地: カナダ、オタワ、2450 Lancaster Road, Unit 4
  • 概要: カナダ法に基づく企業で、特許の権利を保有しています。

被告とその概要

特許とその特許の説明

https://patents.google.com/patent/US7130430B2/en

特許文書 US7130430B2 は、位相配列音響システム(Phased Array Sound System)に関連しており、以下の主要な内容が含まれています。

発行日

  • 2006年10月31日

技術の概要

この発明は、特定の空間領域で音を構築的に追加するために、単一の音源から供給されるスピーカーの配列を使用します。各スピーカーからの音は、特定のスピーカーと選択された空間領域との距離によって決定される量だけ遅延します。スピーカーの十分な数が使用されると、音が同じ瞬間に空間の領域で構築的に追加されるため、オーディオボリュームが大幅に増加します。このシンプルな技術により、部屋または他の聴覚空間内の選択された領域でのみオーディオ周波数の音が聞こえるようになります。

用途

このシステムは、同じ部屋、博物館、講堂などで異なる人々に異なるオーディオ刺激を提供する可能性を開きます。異なる音を異なる人々に聞かせることができるため、ヘッドフォンなしでより現実的なステレオを提供することもできます。

技術の詳細

  • スピーカーは単一の音源から供給されますが、各スピーカーは空間の選択された点または領域と特定のスピーカーとの距離に関連する量だけ音を遅延させます。
  • スピーカーの配列は、天井、壁、または部屋内でランダムに配置されることがあります。
  • スピーカーの十分な数が使用されると、特定の領域で音が聞こえるようになります。
  • この方法は、各スピーカーからの波面が同時にターゲットに到達する結果を達成します。スーパーポジションにより、波面の振幅が代数的に追加されます。

被疑侵害品

被告の製造、使用、販売、輸入などの製品で、特許の請求項を侵害しているとされるもの。具体的な製品は文書内で特定されていませんが、証拠としてのチャートが添付されています。

原告が裁判所に求めているもの

  • 特許の有効性と施行可能性の判断
  • 被告による直接および間接の侵害の判断
  • 未提出の損害賠償の会計
  • 35 U.S.C. § 284に基づく適切な損害賠償の判決
  • 必要に応じて、被告の侵害に対する適切な補償のための会計
  • この事件が35 U.S.C. § 285の意味で特異であるとの宣言と、原告に対する合理的な弁護士費用の授与
  • 原告に対する訴訟費用と費用の授与
  • 裁判所が公正かつ適切と判断するその他の救済。