- About Jack Antonoff(書きかけ)
- サウンドの特徴
- クリーン&レトロ系なギター(特にギターソロ)
- ドタバタした?ファンキーな?リズム(常にそうではない)
- ドラムマシン
- ペダル的ピアノ
- 効果音
- 歴史
About Jack Antonoff(書きかけ)
Steel Trainというバンドがあり、そのバンドが大好きだったのですが、ボーカル&ギターのJack Antonoff氏 がSteel Trainの解散後かなり活躍しているので、知っている流れをまとめてみる。
Jack Antonoff - Wikipedia https://en.wikipedia.org/wiki/Jack_Antonoff#Shadow_of_the_City
日本のインターネット、Fun.には触れている人はいますが、Steel Trainはいないのですよねぇ。 Mark Trombinoのプロデュースの影響ってかなり大きいのではと考えていますが。
サウンドの特徴
Jack Antonoff特徴的な音がいくつかあるのでそれを動画ピックアップ。
全般的には、70s、80sの音を現代のテクニックでPop Musicに落とし込むのが得意という感じでしょうか。Jack Antonof自体の色々技法は拡張されてはいますが、Steel Trainを知っていると「これ前あったぞ」というものが無くもないです。
典型的な曲
クリーン&レトロ系なギター(特にギターソロ)
自分はギターは詳しくないので音作りの詳細はわかりませんが、一見特徴がないようで、聞くと識別できるギターの音(クリーン系)を出します。あとかなり雑というかジャズとかフュージョンとかの即興(音楽理論上は合っている)とは少し趣が異なる即興的な弾き方をしますよね。適当に流していてギターがJack Antonoffっぽいなと思い調べてみたらJack Antonoffプロデュースだったということがたまにあります。
ライブのギターソロの感じを掴むとなんとなく感触はわかるかもしれません(わからないかもしれません)。
ドタバタした?ファンキーな?リズム(常にそうではない)
どうも聞いていると、通常から外した、遊び心のあるリズムを組んでいることが多いように感じます。
ドラムマシン
手持ちのビンテージ機材で加工されたドラム。手法自体は公式Youtubeで公開されていますが、DAWで再現の仕方がわからない。
音自体は、特にTaylor Swiftのアルバム等、プロデュースで関与した様々な曲で使用されていると思います。
ペダル的ピアノ
オクターブ重ねてペダル的に上の方を引くピアノはたまに使われています。
- アーティスト:P!NK
- 発売日: 2017/10/13
- メディア: CD
効果音
シンセとかギターとかを適当に(適切に?)弾いて、曲に彩りを与えていることがあります。
歴史
その昔Drive Thru RecordsというPunk-Emoレーベルがありました。様々な政治的な側面等もあり、今はDrive Thru Recordsは存在しておりません。権利関係も封殺されているようで、ストリーミングにすら載らなくなってしまっている状態です。
Steel Trainは、歴史的にはDrive Thru Recordsの中期から後期に差し掛かるぐらいでDrive Thru Recordsと契約しました。
Drive Thru Records契約後のEP2枚
Drive Thru Recordsは上述の通り、Punk-Emoのレーベルであって、それまでPunk-Emoのバンドしかいなかったのです。Steel Trainが契約して最初に出てきた曲が確かこれ。
- アーティスト:Steel Train
- 発売日: 2003/01/28
- メディア: CD
当時、自分はPunk-Emo耳でしかなかったので、このボソボソとした全くもってキャッチーポップでない音について理解ができず、このバンドは"Trampoline"まで放置することになります。出せるお金も限られていましたしね。ただ、今の視点から見れば、ちゃんと聞けるものであるし、多分Drive Thru Records他のバンドより上手かった。また、このバンドを発掘したDrive Thru Records創業者兄弟の目は確かだったのでしょう。
Twilight Tales From the Prairies of the Sun
- アーティスト:Steel Train
- 発売日: 2005/04/19
- メディア: CD
Steel Train - "Trampoline"
Steel TrainというかJack Antonoffを追いかける起点になったのがこの"Trampoline"。
このアルバムのどこが良かったのかという点はなかなか説明が難しいところがあるのですが、一つとしては音圧が微妙に低くてダイナミクスが確保されていたんですよね。特に、以下のBlack Eyeなんかが顕著に感じられるのではと思います。アコースティックギターの音が大小してるでしょう? バンドの意向だったのかレーベルの意向だったのか、プロデューサーの意向だったのかはわかりませんが、これは当時としてはなかなか出来ない方向だったろうと思います*1。個人的には、これは正解だったと感じすね。
ここらへんの経験が、例えばLana Del Rayの曲の以下の部分(徐々に大きくなるギター)とかに繋がっているのではと邪推したりしています。
Mark Trombinoプロデュース
プロデューサーはMark Trombinoという方です。この人は、当時のPunk-Emoシーンのプロデューサーとしては突出していたと思います。その後は、リタイヤしたのか、通用しなくなったのかわかりませんがフェードアウト。
Mark Trombino - Wikipedia https://en.wikipedia.org/wiki/Mark_Trombino
Midtownの人が「Mark Trombinoは、機械でなんでもやってしまう(ので今回のアルバムではプロデューサーにしなかった)」的なことを言っている記事を見たので、デジタルレコーディングの導入をうまくこなし、サウンド面で差別化ができていた人なんじゃなかろうかと思います。当時のシーンのなかでは音のクリアさが違いましたもの。
特にギター2本以上あるバンドのアレンジが凄くステレオ上で映えるプロデュースをしている印象。
Steel Train - "Steel Train"
自分の記憶では、Drive Thru Recordsからだと思っていましたが、違うようですね*2。
前述のMark Trombinoはプロデューサーとは参加せずミックスエンジニアとして参加しています。