Suraface Pro 4にChromeOS Flexを導入
発売当初に購入したSurface Pro 4、スペック自体古いものであり(例:メモリ4G)、昨年12月にM1 Macbook Airを購入して以降は、ほとんど出番がありません。
とはいえ、今手持ちのSurface Pro 4は、一度故障しマイクロソフトにて有償交換してもらったのでして、モノ自体は稼働が1年もありません。また、Suraface Dockという投資もしてしまっております。
噂によるとWindows 11の音声入力が良いらしいので使ってみたいのですが、Surface Pro 4は公式にはWindows 11に対応しておらず、アップデートできません*1。
良いSurfaceの活用方法がないかと思っていたところ、ChromeOS Flexが正式リリースされました。
ChromeOs Flexを導入
インストール方法は、ググれば色々出てくるので検索してください。エントリでは、使用感を中心に記載します。
何度か(5度ほど)試行錯誤・インストールしたのですが、USBフラッシュドライブやSDカードではインストールが基本であるようでで、外付けのHDDやSSDで起動・インストールはできないようです*2。Macの買い替えで使用しなくなったSSDがあるので、それを活用したかったのですが。
また、動作が軽いとは言われているものの、結構OS自体は一定の容量があります。また、インストールについて、PCに保存する時間に加え、その他CUP処理に一定の時間がかかります。
また、インストールが一旦終了し、画面の指示にに従って電源を切るときに、画面が暗くなっていても少しの間USBフラッシュドライブのインジケーター(書き込み、読み込みで点滅する)が点滅していたということがありました。このときに電源ボタンで強制終了した場合、不具合の原因となるかは定かではありませんが、安全サイドでは、このような読み書き処理中に電源を落とさないようインジケーター(書き込み、読み込みで点滅する)がある記憶媒体を介してインストールをするのが安全だと思います。
USBフラッシュドライブにインストールしたものの速度が出ず
最初は、お試し目的でUSBフラッシュドライブを探し出し、インストールして使用してみました。
しかし、手持ちのUSBフラッシュドライブがかなり古いもの*3で、正直USB経由では遅すぎて使い物になりませんでした。おそらくUSBフラッシュドライブの規格がUSB1かUSB2であったのだろうと推測しています*4。
USBで使用するためには、USBメモリ及びPC側がUSB3以上のある程度の高速の規格である必要がありそうです*5。
とはいえ、ざっくり触った感触として少し面白そうだったので、そのまま、インストール*6してしまうことにしました。
うまく動いていない部分
再インストールしたり、ChromeOS Flexのアップデートにより正常に動いくようになるかもしれませんが、私の環境での不具合について記載します。
なお、本エントリを最初に書いてから、1度クリーンインストールをし直してしていますが、不具合は継続しています。
Wifiが切れる
特に何もしていなくてもWifiが切れます。この場合、100%再起動が必要となります。
Wifiが切れた場合、 1. 飛んでいるWifiのSSID等は見れるものの、パスワード等を記録されているものや手打ちで打ち直しにより適切に打ち込んでも繋がることはありません。 2. 一旦WifiをOSの設定画面でOFFにし、ONにしてても、やはり繋がりません。
一旦再起動する時間と、再度ログインパスポートを打ち込む手間がかかり、これは特になんとかしてほしい部分です。
タッチパネルが動作しない(少なくとも指)
全般的に、Surfaceでの、インターネットのブラウジングでは、画面を触って上下スクロールをすることが多かったですが。
最近知った以下のChrome拡張を使用すればあまりトラックパッドを触らなくて
とはいえ、折角のタッチ機能付きディスプレイが勿体ない気はします。
Surface Penについては未確認
Surface Penは所持しているものの、使用していないので、ChromeOS Flexでは現状試しておりません。 バッテリー切れで使い物にならない可能性高し。
Bluetoothも作動せず。
持て余しているワイヤレスイヤホンを活用しようとしたら、Bluetoothが使えませんでした。 OSの機能としては、入っているようですがスライドボタンを移動させてBluetoothをONにすることができません。
検索すると、どこかからドライバをダウンロードしてベースのLinuxにドライバをインストールすれば的な解決策はあるようです。あまり手間をかけないデフォルト状態では、Bluetoothの利用は期待できないかもしれません。
スリープに入らない?立ち上がらない?
蓋(キーボードカバー)を一旦閉じると画面が黒くなりかつ電源スイッチを押さないと立ち上がらず、スリープしているような状態にはなります。そのまま1日程度放っておくと、バッテリー切れ状態になってしまいます。
現状、使わないときには常に電源ケーブルにつないでおかないと使いたいときに使えず、取り回しが悪いなとは感じています。 おそらく、ChromeOS Flexの不具合だろうとは考えていますが、現状100%の切り分けは現状できていません。
その他、画面が黒くなったらなったで、立ち上がらないこともあります、この場合には、Surfaceキーボードを外すして電源ボタンを押すと立ち上がってくれたりします。ただ、よくわかりません。
その他不都合
Windowsで得られていた快適さがChromeOS Flexでは失われてしまったことに気がついたのでその不都合について記載します。
ログインの手間の問題
Windowsの場合には、Windows Helloでパスワードなしでログインできていました。 Windows Hello NGの場合には、タッチパネルでPINを打ち込めばログインできました。
一方、ChromeOS Flexには、当然Windows Helloがありません。 また、少し長めのGoogleアカウントのパスワードをログイン毎にキーボードで毎回打ち込む必要があります。 これは少々ストレスにはなっています。
調べると、ログイン用のPINが設定できるようです。この設定は必須になるでしょうか。
動作が軽いか
通常時はあまり不都合はありません。
しかし、Youtubeを見た場合に、ファンが回ったり、それは良いですが、動画がカクついてしまう場合があります。 古い機種とはいえ、Windowsのときには問題を感じていなかったので、グラフィックドライバ周りがうまく動作できていない可能性があります。
ChromeOs Flexの利点
正直、現状あまり感じていません。
Surface Pro4は古いPCとはいえ、Corei5のCPUスペックでありスペックが本当に低いわけではありません。買った当初はそこそこの性能であり、Windowsで普通に動いてはいたので、いわゆる「死んだPCが生き返った」という感じはしないです。 これを感じるにはもう少し低スペックのPCである必要があるかもしれません。
強いて書けば、キーボードコマンドでどこからでもGoogle品質で音声入力ができるということぐらいでしょうか。とはいえ、キーボードショートカットで音声入力を立ち上げる必要があります。キーボードを触らず、音声で音声入力をトリガーできれば楽なのですが。
まとめ
Surfaceの特にタブレットはMicrosoftの純正であるため、Windowsの機能を発揮できるような作りであること強く感じさせる経験になりました。
他のPCならともかくSurfaceのタブレットは、Microsoft統合による快適さが失われてしまうため、仮にまだ何かしら用途がある場合には、特にSurfaceにChromeOS Flexは、入れない方が良いのではないでしょうか。
とはいえ、私にとっては、新しく触るOSであり興味深いので、しばらくはChromeOS Flexのままにしてみようかと考えています。
その後
ubuntuに移行しました。